プロティオスミノル（2019年生、母ピエナアマゾン）

プロティオスミノル（2019年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「最も大切(ギリシャ語)+冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時16歳）と交配したピエナアマゾンが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

2月27日、デビュー戦は亀田温心騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

7月23日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

9月3日、中5週で迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

10月25日、中6週で迎えた4戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のフリフリに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月30日、中4週で迎えた5戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したインプレシオを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のフェアリーランドをハナ差振り切って2勝目をマークした。

4歳（2023年）

4月9日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた8戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

6月4日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

6月17日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

8月12日、中7週で迎えた11戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

10月15日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は亀田温心騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。15着に終わった。

12月7日、中7週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた13戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、ゼラニウム賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた14戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5歳（2024年）

1月26日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上B2二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた16戦目は、早春特別（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上幹太騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上B2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上幹太騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた18戦目は、SAKURAダッシュ（園田ダート820m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で井上幹太騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったカムバルアタに詰め切れず、4馬身差の2着となった。