ゼッタイヒルマン（2005年生、母ニドクリトウショウ）

ゼッタイヒルマン（2005年2月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「絶対＋ヒルマン監督。絶対怯まない」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンディコマンド（当時12歳）と交配したニドクリトウショウが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）沖田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、中央障害1戦0勝、地方21戦6勝2着3回。2007年のステイゴールド賞で2着に入った他、2007年のファンタスティックライト賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沖田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

柳沢好美厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2007年）

5月3日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は438kg。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモエレサインに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月7日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのノーリーズン賞（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月4日、中3週で迎えた3戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンのターフチャレンジIII（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた6戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（旭川ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた7戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのファンタスティックライト賞（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったモエレラッキーから3/4馬身差の2着となった。

10月9日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンのステイゴールド賞（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったリュウケンから半馬身差の2着となった。

11月7日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた9戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、2歳T1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアイアンゴールドに5馬身の差をつけて2勝目をマークした。

11月22日、中1週で迎えた10戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ダートチープにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月9日、中1週で迎えた11戦目は、2歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

3歳（2008年）

1月4日、中3週で迎えた12戦目は、3歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアイルイザダイヤに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

1月27日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳500万下の若菜賞（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦2勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦2勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた15戦目は、3歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のディアースパークルに3馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

3月27日、中2週で迎えた16戦目は、3歳T1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のソノマンマをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

4月10日、中1週で迎えた17戦目は、3歳T1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（8戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のフセノラインに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4月27日、中1週で迎えた18戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で川原正一騎手（9戦5勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

8月13日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ペリドット賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた20戦目は、サファイア賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた21戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

11月1日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

12月21日、中6週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた23戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。14着に終わった。

4歳（2009年）

2月13日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた24戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、水仙特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

3月27日、中5週で迎えた25戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、スプリングウインド（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた26戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、兵庫の特産品特別（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた27戦目は、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。