ニシノマサル（1984年生、母スカイエレクト）

ニシノマサル（1984年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のインターグシケン（当時9歳）と交配したスカイエレクトが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。戦績は、中央平地19戦2勝2着3回、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

11月29日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は480kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

12月7日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウンガバベイを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

12月21日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、ダイイチパーソにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3歳（1987年）

2月7日、中6週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6月6日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月20日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた8戦目は、溝橋秀吉騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のホーマンマルキに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月2日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の若戸特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で溝橋秀吉騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ最後はゴッドレディと並んで4着同着となった。

8月16日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で溝橋秀吉騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ハリーダンカンに半馬身交わされて2着となった。

8月30日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で溝橋秀吉騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

9月6日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上400万下の由布院特別（小倉芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（7戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

9月20日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は溝橋秀吉騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウヒエンに4馬身の差をつけて制した。

10月4日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下の川西特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で溝橋秀吉騎手（5戦2勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

4歳（1988年）

1月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、5歳以上900万下の伏見特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で溝橋秀吉騎手（6戦2勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で溝橋秀吉騎手（7戦2勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で溝橋秀吉騎手（8戦2勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の千里山特別（阪神芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（8戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

5月1日、中8週で迎えた19戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（9戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。3着に入った。

5月15日、中1週で迎えた20戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（10戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（11戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月16日、中6週で迎えた22戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は溝橋秀吉騎手（9戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。