ダンツエイカン（2012年生、母グラッツェリーサ）

ダンツエイカン（2012年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋栄冠」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時9歳）と交配したグラッツェリーサが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）スガタ牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方9戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、スガタ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、山元哲二によって619.5万円で落札された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

11月23日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は534kg。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

3歳（2015年）

3月22日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた6戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

5月16日、連闘で迎えた7戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

6月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

7月26日、中6週で迎えた9戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のズコットに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったキョウエイヒーローをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

8月18日、連闘で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のホットロードに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

9月6日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、マイネルヴィグールに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月19日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイエムヤゴロドンに4馬身の差をつけて3勝目を収める

10月4日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のレオアジリティーを3/4馬身振り切って4勝目を手にした。

10月17日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヤマイチサクラをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

11月7日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹吉徹騎手（5戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したキョウエイヒーローにアタマ差届かず2着に甘んじた。

11月21日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で竹吉徹騎手（6戦4勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。