ブラックジュピター（1997年生、母コトブキリツチ）

ブラックジュピター（1997年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラダイオー（当時13歳）と交配したコトブキリツチが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は久保昇。戦績は、地方6戦3勝2着1回。1999年の秋風ジュニア（P）で2着に入った他、2000年のミレニアムカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新生ファームから「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、アーリーカンパニーによって115.5万円で落札された。

柴田高志厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1999年）

7月28日、デビュー戦は安藤光彰騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 曇/不良）に出走。馬体重は462kg。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツルノテンザンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月23日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンの秋風ジュニア（P）（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったマエストロセゴビアから1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2000年）

4月26日、約8か月の休養明けで迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D3-4（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のダービートパーズに1馬身半の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

6月19日、中7週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレオシーズンをクビ差だけ差し切って制した。

7月14日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のダリア特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞のミレニアムカップ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。