ロードクロンヌ（2021年生、母リラコサージュ）

ロードクロンヌ（2021年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+王冠(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時8歳）と交配したリラコサージュが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。2025年の平安ステークス(G3)で2着に入った他、2025年のエルムステークス(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

四位洋文厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

2月25日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月21日、中7週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた4戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

7月21日、中7週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

8月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプルメリアクヒオに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカリフォルニアを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

12月7日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの花見小路特別（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のクールブロンに8馬身の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2025年）

3月8日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの上総ステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で藤岡佑介騎手（4戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のストライクに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月30日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で藤岡佑介騎手（5戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

5月24日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で藤岡佑介騎手（6戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアウトレンジに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で藤岡佑介騎手（7戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったペリエールにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月9日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、G3のみやこステークス（京都ダート1800m 小雨/不良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月26日、Jpn2の浦和記念（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったホウオウルーレットにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。