モンサラーシュ（2003年生、母アンテリージェ）
Monsaraz
2003.03.02
モンサラーシュ（2003年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ポルトガルで最も美しい村の一つ」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時10歳）と交配したアンテリージェが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回、地方22戦2勝2着3回。2008年のサッポロクラシック特別(一般)に勝利した他、2009年の門別温泉とねっこの湯特別(一般)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
清水利章厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2005年）
11月12日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイイージスを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。
12月18日、中4週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。
3歳（2006年）
9月2日、約8か月半の休養明けで迎えた3戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。
9月30日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。
10月28日、中3週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。
12月3日、中4週で迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったブラックランナーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。
12月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は塚田祥雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。
4歳（2007年）
2月11日、中6週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に敗れた。
3月10日、中3週で迎えた9戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。
11月4日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。
11月17日、中1週で迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。
12月1日、中1週で迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。
5歳（2008年）
5月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、カルビーポテト特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。
5月22日、中1週で迎えた14戦目は、レ・コードなまち にいかっぷ特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフジエスギャラントに2馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。
6月4日、中1週で迎えた15戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のステイヤーズカップ（旭川ダート2300m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。
6月18日、中1週で迎えた16戦目は、アドマイヤジャパン賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったナムラビスマルクから4馬身差の2着となった。
7月17日、中3週で迎えた17戦目は、地方重賞の星雲賞（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。
7月30日、中1週で迎えた18戦目は、イーグルカフェ賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。
8月14日、中1週で迎えた19戦目は、サッポロクラシック特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のエイダイダンツをアタマ差制して先頭ゴールを果たした。
8月27日、中1週で迎えた20戦目は、アンタレス特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。
9月9日、中1週で迎えた21戦目は、ディープインパクト・プレミアム3（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（5戦2勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。
9月24日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のブラックタキシード賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。
10月9日、中1週で迎えた23戦目は、地方重賞の瑞穂賞（旭川ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤正弘騎手（7戦2勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。
10月23日、中1週で迎えた24戦目は、JAしずない万馬券特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤正弘騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。
11月6日、中1週で迎えた25戦目は、JA富川ルシナ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で斉藤正弘騎手（9戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。
11月20日、中1週で迎えた26戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で斉藤正弘騎手（10戦2勝）。14頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。でレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。
6歳（2009年）
5月21日、約6か月の休養明けで迎えた27戦目は、門別温泉とねっこの湯特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で斉藤正弘騎手（11戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、勝ったジュークジョイントにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。
6月3日、中1週で迎えた28戦目は、カシオペア特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で斉藤正弘騎手（12戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。
6月17日、中1週で迎えた29戦目は、平取町開基110年特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で斉藤正弘騎手（13戦2勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。
7月2日、中1週で迎えた30戦目は、応援ビヤパーティーAiba浦河特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で斉藤正弘騎手（14戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったフジエスギャラントに詰め切れず、4馬身差の2着となった。
7月16日、中1週で迎えた31戦目は、地方重賞の星雲賞（門別ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で斉藤正弘騎手（15戦2勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。
10月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、秋桜（コスモス）（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。
10月21日、中1週で迎えた33戦目は、地方重賞の瑞穂賞（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。
11月19日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた34戦目は、ファイナルカップ（門別ダート1800m 雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。