プロタゴニスト（2011年生、母アウトオブタイム）

プロタゴニスト（2011年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「主役。主役は遅れて登場する。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時9歳）と交配したアウトオブタイムが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2015年の一般C19。

経歴

デビュー前

角田輝也厩舎（名古屋）へ入厩。

4歳（2015年）

1月26日、デビュー戦は宇都英樹騎手を鞍上に据えて、一般C26（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。馬体重は442kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したオオイデアオウヨを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月10日、中1週で迎えた2戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた3戦目は、一般C28（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた4戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイブルームに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月8日、中3週で迎えた5戦目は、C級ネイティブ弐の鞍（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた6戦目は、一般C16（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（5戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したテラザレーヌを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた7戦目は、雄哉・貴子協賛景品山分け（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るティーエスキセキを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

6月3日、中3週で迎えた8戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

6月9日、連闘で迎えた9戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（8戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルクリュソスに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月13日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

9月20日、連闘で迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

12月19日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず18着に終わった。

5歳（2016年）

8月14日、約8か月の休養明けで迎えた13戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず13着に終わった。

12月18日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6歳（2017年）

1月14日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝1400m 小雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平野優騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

4月30日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平野優騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

8月13日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したウィンドライジズを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月3日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に敗れた。

7歳（2018年）

8月5日、約11か月の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

11月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

8歳（2019年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

10月27日、約9か月の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は井上敏樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。