キャロルブラボー（1994年生、母サーストンフラッグ）

キャロルブラボー（1994年5月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のキャロルハウス（当時9歳）と交配したサーストンフラッグが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地31戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

8月11日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、トウカイパステルに交わされて4馬身差の2着となった。

10月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヤマジングレートに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月8日、中7週で迎えた6戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（5戦1勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

3歳（1997年）

1月7日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったメイショウモトナリにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

2月1日、中3週で迎えた9戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の寒桜賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた11戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

4月27日、中5週で迎えた12戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた13戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたクリキャノン決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月22日、中2週で迎えた15戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に終わった。

8月9日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は安田康彦騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（9戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

9月6日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（10戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のショウナンサンサンをハナ差振り切って2勝目を奪取した。

4歳（1998年）

5月31日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（11戦2勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（12戦2勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

7月5日、中2週で迎えた21戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

8月1日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

8月30日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

9月20日、中2週で迎えた24戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

10月4日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコガネシェーバーに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月24日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

11月21日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

5歳（1999年）

4月10日、約4か月の休み明けで迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の郡上八幡特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で古川吉洋騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は安田康彦騎手（13戦2勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（14戦2勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。