レゴラス（2001年生、母カーリング）

レゴラス（2001年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「指輪物語に出てくる妖精の名前（カーリングより）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時15歳）と交配したカーリングが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の両国特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

社台サラブレッドクラブにて総額1億5,000万円（375万×40口）で一口馬主が募集された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

3月20日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、伸びてきたダイイチアトム決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月29日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。17頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のワンダードリームに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月4日、中4週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサイレンスブランドに5馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

5歳（2006年）

12月23日、約30か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、サクラマジェスティにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6歳（2007年）

1月27日、中4週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

6月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアルスボヘミアンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

7月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

10月28日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

12月23日、中3週で迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

7歳（2008年）

2月11日、中6週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の立春賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた14戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の両国特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のコスモオースティンに4馬身の差をつけて制した。

6月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。