テイエムマズルカ（1999年生、母テイエムテンホー）

テイエムマズルカ（1999年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時9歳）と交配したテイエムテンホーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は日高テイエム牧場（株）。戦績は、中央平地22戦2勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方1戦0勝。2001年のひまわり賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

7月21日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコウエイマジックを鮮烈な末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

9月1日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスパイシードールを3/4馬身振り切って2勝目を掴み取った。

10月27日、中7週で迎えた4戦目は、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦2勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

3歳（2002年）

1月14日、中8週で迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

8月3日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の漁火ステークス（函館芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

8月25日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

9月22日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

4歳（2003年）

3月29日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた12戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で白坂聡騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた14戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では末脚を伸ばせず17着に終わった。

5月10日、連闘で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は白坂聡騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、勝ったシロキタゴッドランにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

6月1日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で白坂聡騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（中京ダート1700m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で白坂聡騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の京橋特別（阪神芝2000m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で白坂聡騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の天草特別（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐久間寛志騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた20戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の霧島賞（荒尾ダート1500m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐久間寛志騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた22戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月5日、連闘で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は佐久間寛志騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。11着に終わった。

5歳（2004年）

2月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大和特別（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は白坂聡騎手（6戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。