ジョングルール（2009年生、母デルモニコキャット）

ジョングルール（2009年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「曲芸師（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時7歳）と交配したデルモニコキャットが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

12月17日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のニホンノチカラに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2012年）

1月8日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメイショウカドマツを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月5日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るミヤビアミュレットを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

3月4日、中3週で迎えた4戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦2勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

9月16日、約6か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の白井特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で三浦皇成騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したチェリーメドゥーサを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の習志野特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で三浦皇成騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったサトノアポロにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で三浦皇成騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

4歳（2013年）

1月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の調布特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったヴェルデグリーンにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

2月17日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のソルレヴァンテに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3月24日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の常総ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヴェルデグリーンにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

4月21日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた12戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

9月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

5歳（2014年）

5月4日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。