ゼロワンタイガー（2018年生、母アズマタイガー）

ゼロワンタイガー（2018年5月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「0+1+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のバトルプラン（当時13歳）と交配したアズマタイガーが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中山高鹿康。主な勝ち鞍は2022年の馬ナデナデ賞(一般C24)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中山高鹿康から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ガジコレーシングによって129.6万円で落札された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

8月21日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は514kg。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

10月1日、中5週で迎えた2戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のみちひでボソッと賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

10月11日、中0週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた3戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月20日、連闘で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

4歳（2022年）

2月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、浅野皓大騎手を鞍上に迎えて、馬ナデナデ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャンデトワールに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月9日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、五条川特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浅野皓大騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4月8日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、一般C21（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浅野皓大騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のリヤンドキャトルに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月19日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浅野皓大騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るワイオミアロールを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月19日、中3週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた9戦目は、一般C10（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浅野皓大騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

5月27日、連闘で迎えた10戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で浅野皓大騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた11戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート920m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた12戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は浅野皓大騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルミエールイリゼに約11馬身の大差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月10日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、一般C11（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浅野皓大騎手（7戦4勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた14戦目は、一般C11（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で浅野皓大騎手（8戦4勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

11月28日、連闘で迎えた15戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、一般C12（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るルーラーザクイーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

5歳（2023年）

1月12日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、初茜特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた17戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

3月19日、中6週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた18戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた19戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアストロバローズに5馬身の差をつけて制した。

4月23日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた21戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。