ヨリノサファイヤ（2020年生、母コパノタイマネ）

ヨリノサファイヤ（2020年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のコパノリッキー（当時10歳）と交配したコパノタイマネが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヤナガワ牧場。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月5日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キレナイカに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月10日、中4週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るタガノアレハンドラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2023年）

3月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月16日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた5戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

7月16日、中9週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したタマモバンケットを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

7月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

9月18日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田菜七子騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクロスザルビコンに4馬身の差をつけて2勝目を収める

10月9日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの昇仙峡特別（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田菜七子騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

12月9日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田菜七子騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

4歳（2024年）

1月8日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田菜七子騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

2月18日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤田菜七子騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤田菜七子騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトクシースタローンに8馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

4月27日、中5週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの三条ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤田菜七子騎手（9戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

6月16日、中6週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの天橋立ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で藤田菜七子騎手（10戦2勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの内房ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で藤田菜七子騎手（11戦2勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

10月13日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた17戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムアカイトリノムスメカップ（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。