タマモバンケット（2019年生、母タマモボレロ）

タマモバンケット（2019年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+宴会。母名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のクリエイターⅡ（当時6歳）と交配したタマモボレロが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前田牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

9月25日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月30日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

3歳（2022年）

1月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るネイリッカを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

4月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月7日、中2週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのわらび賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

9月17日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

11月6日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（4戦1勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、伸びてきたスマートムーラン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4歳（2023年）

1月8日、中8週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月16日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（6戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のヨリノサファイヤをハナ差振り切って休み明け初戦を物にした。

8月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの苗場特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢一樹騎手（7戦2勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月23日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢一樹騎手（8戦2勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

5歳（2024年）

4月7日、約6か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの喜多方特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菊沢一樹騎手（9戦2勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

2024年4月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。