カネトシショコラ（2007年生、母シェラムール）

カネトシショコラ（2007年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋チョコレート（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時10歳）と交配したシェラムールが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地13戦1勝、地方12戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、目名共同トレーニングセンターから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、目名共同トレーニングセンターから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、兼松忠男によって210万円で落札された。

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

11月28日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

3歳（2010年）

1月30日、中8週で迎えた2戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた3戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

4月25日、中9週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

5月29日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のアモーレマテルノに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月26日、中3週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

8月8日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

9月11日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

11月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

4歳（2011年）

4月2日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

5月17日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、美味しく食べて応援します。宮城県産野菜（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトラブルメーカーに4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

5月31日、中1週で迎えた15戦目は、北陸岩手東海交流金沢カップ（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた16戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、珠姫御輿入れ特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシルクガブリエルを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月26日、中1週で迎えた17戦目は、氷室の朔日特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテンザンイカヅチに約13馬身の大差をつけて4勝目を奪取した。

7月19日、中2週で迎えた18戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた19戦目は、山代大田楽特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた20戦目は、金沢アカペラ・タウン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた21戦目は、ついたち結び特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコアレスオリオンに4馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

9月11日、中1週で迎えた22戦目は、お熊甲祭特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ダイワデュークに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた23戦目は、金沢芸妓の舞特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（6戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマヤノフウジンに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月26日、中3週で迎えた24戦目は、九谷陶芸村まつり特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた25戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、兼六園ライトアップ特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。