フェミニンガール（2001年生、母Money Madam）

フェミニンガール（2001年1月31日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「優しい女の子」。毛色は鹿毛。種牡馬のKingmambo（当時11歳）と交配したMoney Madamが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地21戦4勝2着1回。2004年の紫苑ステークス(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

3月21日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のジョイントスターズをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4月3日、中1週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

5月22日、中6週で迎えた3戦目は、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のサクライナセに1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月13日、中2週で迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた5戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナイキアカデミーに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月14日、中4週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

9月11日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、2着となった。

10月17日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

12月25日、中9週で迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

4歳（2005年）

1月22日、中3週で迎えた10戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1600万下のバレンタインステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月24日、中6週で迎えた13戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

5月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

7月16日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリモピアットを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を手中に収めた。

7月30日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月21日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の魚野川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月2日、中5週で迎えた19戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた20戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の山中湖特別（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月24日、中9週で迎えた21戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。