ヒカリロバリー（1995年生、母マサノジョージ）

ヒカリロバリー（1995年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時8歳）と交配したマサノジョージが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）猪野毛牧場。戦績は、中央平地22戦1勝2着4回、中央障害7戦3勝2着1回。2002年の淀ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)に勝利した他、2003年の淀ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水久雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

8月31日、デビュー戦は菊沢隆仁騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

9月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

3歳（1998年）

1月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

2月1日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

2月14日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったジェーニオに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月16日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったサンデーアローにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で南井克巳騎手（5戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスピードバッハに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月20日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で南井克巳騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月22日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で南井克巳騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた11戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したマッドマックスを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

4歳（1999年）

1月17日、中3週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、勝ったタイキスコーピオにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

4月11日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

11月14日、約7か月の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた20戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

5歳（2000年）

1月23日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

12月16日、約11か月の休養明けで迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6歳（2001年）

1月28日、中5週で迎えた23戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のトーホウファルコンに約18馬身の大差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

3月18日、中6週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7歳（2002年）

1月26日、約10か月半の休み明けで迎えた25戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のイブキマンパワーに9馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

2月9日、中1週で迎えた26戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマキシマムプレイズに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8歳（2003年）

1月18日、約11か月半の休養明けで迎えた27戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた28戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったベストウォリアから5馬身差の2着に敗北した。

3月23日、中4週で迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は西谷誠騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。9着に敗れた。