タイキスコーピオ（1994年生、母レイクサマー）
Taiki Scorpio
1994.04.11
タイキスコーピオ（1994年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時7歳）と交配したレイクサマーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）大樹ファーム。戦績は、中央平地14戦4勝2着2回、地方33戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は1999年のインディア・トロフィー(900万下)。
経歴
デビュー前
大樹レーシングクラブにて総額3,600万円（36万×100口）で一口馬主が募集された。
田中章博厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（1997年）
1月26日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のアップゴットに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
2月15日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下の梅花賞（京都芝1800m 外回り 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたシルクマスタング決め手に屈して半馬身差の2着となった。
11月29日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。
12月21日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。
4歳（1998年）
2月8日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったフサイチブライアンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。
3月8日、中3週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。
3月22日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で四位洋文騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るダッシュホーラーを豪脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。
4月5日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の山陽特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で四位洋文騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
4月25日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下のシドニートロフィー（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で四位洋文騎手（8戦2勝）。17頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
5歳（1999年）
3月14日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で四位洋文騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のヒカリロバリーをクビ差振り切って久々の一戦を物にした。
4月4日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で四位洋文騎手（10戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。
4月25日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で四位洋文騎手（11戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
5月23日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下のインディア・トロフィー（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で四位洋文騎手（12戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のアイリッシュリネンに1馬身1/4の差をつけて4勝目を収める
6月6日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は14戦連続で四位洋文騎手（13戦4勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。
6歳（2000年）
12月18日、約18か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた15戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、けやき特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。
7歳（2001年）
1月5日、中2週で迎えた16戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、寒梅特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。
1月14日、連闘で迎えた17戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は斉藤誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。
2月4日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。
2月12日、連闘で迎えた19戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤誠騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。
2月25日、中1週で迎えた20戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、一般A（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。11着に敗れた。
5月5日、中9週で迎えた21戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、はなしょうぶ特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。
5月27日、中2週で迎えた22戦目は、花みずき特別（宇都宮ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。
6月26日、中3週で迎えた23戦目は、なでしこ特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。
7月9日、中1週で迎えた24戦目は、報知杯（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。
8月13日、中4週で迎えた25戦目は、地方重賞の葉月特別（宇都宮ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で野沢憲彦騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。
8歳（2002年）
3月30日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた26戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般E（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のダンガンシュートに1馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。
4月27日、中3週で迎えた27戦目は、一般E（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーレジーナに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
5月4日、連闘で迎えた28戦目は、一般E（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のイースターパルに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
6月24日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、一般E（高知ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。9着に敗れた。
9歳（2003年）
1月1日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg絞って迎えた30戦目は、古川文貴騎手を鞍上に迎えて、一般E（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったナニワスポットオーから3馬身差の2着に敗北した。
1月13日、中1週で迎えた31戦目は、一般E（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川文貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。
1月20日、連闘で迎えた32戦目は、一般E（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のウイズオネステイに6馬身の差をつけて8勝目をつかんだ。
2月24日、中4週で迎えた33戦目は、一般E（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のスリリングランに2馬身半の差をつけて9勝目をマークした。
3月10日、中1週で迎えた34戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般D（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイコーフェザントから2馬身差の2着に敗北した。
3月21日、中1週で迎えた35戦目は、一般D（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のリンデンタイガーに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
4月13日、中2週で迎えた36戦目は、一般D（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったミサトテンリュウからハナ差の2着に甘んじた。
5月5日、中2週で迎えた37戦目は、こいのぼり特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（5戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。
5月17日、中1週で迎えた38戦目は、山下真后豪邸落成特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のオースミキャプテンに3馬身の差をつけて制した。
6月8日、中2週で迎えた39戦目は、一般C8（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（7戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のパレスシャトーに1馬身の差をつけて勝利をモノにする
6月29日、中2週で迎えた40戦目は、一般C2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で西川敏弘騎手（8戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。
10歳（2004年）
2月7日、約7か月半の休養明けで迎えた41戦目は、一般D2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は古川文貴騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。
2月21日、中1週で迎えた42戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、初花月特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。
4月11日、中6週で迎えた43戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、竹藤亘バースデイ記念特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。
4月25日、中1週で迎えた44戦目は、一般D4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は古川文貴騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。
5月16日、中2週で迎えた45戦目は、一般D5（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（9戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。
5月30日、中1週で迎えた46戦目は、一般D4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は上田将司騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。
6月20日、中2週で迎えた47戦目は、一般D5（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（10戦7勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。