キンシノクリーン（2014年生、母スイートカフェ）

キンシノクリーン（2014年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋きれいな」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時17歳）と交配したスイートカフェが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田農場。戦績は、中央平地6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の2歳500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土田農場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ライアン祐子によって378万円で落札された。2歳のとき、トド岩高原銀河農場物語から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

9月25日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったファンヴィーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中3週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた3戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンタアズライトを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

12月4日、中3週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のポッドジーニーに1馬身の差をつけて制した。

12月23日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず11着に敗れた。

3歳（2017年）

1月28日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい10着に終わった。