カミングラック（2005年生、母タイキヴィーナス）

カミングラック（2005年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「来るべき幸運」。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時18歳）と交配したタイキヴィーナスが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）大樹ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝2着2回、地方23戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の越生梅の里賞(一般C1六)。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月15日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

10月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月18日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

12月2日、中1週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、ヤマニンブリオンに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中1週で迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3歳（2008年）

1月12日、中3週で迎えた7戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/重）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったボストンオーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

1月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月2日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の竹筍特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい3着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた10戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のポピー特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のびわ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の若緑特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったハルノシンゲキをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

6月12日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、ファンシーホイップ特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

11月27日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた14戦目は、ハンデ戦の神楽月特別（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた15戦目は、柊特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2009年）

1月8日、中3週で迎えた16戦目は、初富特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた17戦目は、探梅特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

2月25日、中3週で迎えた18戦目は、春光特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

4月3日、中4週で迎えた19戦目は、清明特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（7戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の昭和の日特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（8戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた21戦目は、鍾馗盃（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（9戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

6月12日、中4週で迎えた22戦目は、荷風特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（10戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

8月3日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、波うさぎ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で今野忠成騎手（11戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を使えず3着に敗れた。

11月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から5kg絞って迎えた24戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月17日、連闘で迎えた26戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5歳（2010年）

1月1日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた29戦目は、越生梅の里賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトーホウヘルメスに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月25日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた31戦目は、一般C1三四（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。