セキテイボーイ（1984年生、母メイジバルドー）

セキテイボーイ（1984年3月30日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のテスコボーイ（当時21歳）と交配したメイジバルドーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は合資会社明治牧場。戦績は、中央平地19戦4勝、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

藤原敏文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

5月23日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝2000m 雨/不良）に出走。馬体重は490kg。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のフジミブレーメンを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

7月12日、中2週で迎えた3戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のほおずき賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

9月12日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳以上400万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた5戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の松川浦特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた6戦目は、津曲浩二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

4歳（1988年）

7月2日、約8か月半の休み明けで迎えた7戦目は、5歳以上400万下（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた8戦目は、町田俊夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（福島芝1800m 小雨/重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

12月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、鈴木勇騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（1989年）

7月30日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた10戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の越路特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

8月5日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた12戦目は、町田義一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

9月17日、中2週で迎えた13戦目は、横田雅博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中山芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京芝1400m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のテストランをクビ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6歳（1990年）

2月25日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るツジノダイアナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて優勝

5月12日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のシャコーキングに2馬身半の差をつけて制した。

7月7日、中7週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の織姫賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中勝春騎手（6戦3勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。