ペンズネック（2003年生、母ハーバーオジョー）

ペンズネック（2003年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時16歳）と交配したハーバーオジョーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）賀張中川牧場。戦績は、地方17戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年のナティービット特別(C1)。

経歴

デビュー前

山浦武厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2005年）

9月22日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったコーラスマスターに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中4週で迎えた2戦目は、山中尊徳騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったプレリュードに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月22日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のトムコに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月12日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のシーサイドホープ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山中尊徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

3歳（2006年）

1月12日、中3週で迎えた5戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の福寿草特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

2月15日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のベストステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着に入った。

4月4日、中6週で迎えた7戦目は、3歳戦のナイスステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

5月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦のあやめ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

8月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦のはまゆう特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

9月7日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた11戦目は、3歳戦の紫苑特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のナティービット特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサウンドサンデーをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月2日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（7戦2勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月7日、中4週で迎えた14戦目は、一陽特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（8戦2勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

12月20日、中1週で迎えた15戦目は、ポインセチア賞（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2007年）

2月6日、中6週で迎えた16戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（10戦2勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は10戦連続で張田京騎手（11戦2勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。