スーパーヒーロー（1999年生、母サザントウショー）

スーパーヒーロー（1999年3月8日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のテンビー（当時9歳）と交配したサザントウショーが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は石郷岡雅樹。戦績は、中央平地17戦1勝、中央障害24戦1勝2着1回、地方10戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、石郷岡松太郎から「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

高岩隆厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2001年）

7月10日、デビュー戦は桑島孝春騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は461kg。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

8月27日、中6週で迎えた2戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1000m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、速いペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るカネショウロイヤルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月26日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦1勝）。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったハヤトダイタクを半馬身捉え切れず2着となった。

10月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のコルチカム特別（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた5戦目は、2歳戦の葉牡丹特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた6戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシクラメン特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったアサティスダイオーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

3歳（2002年）

1月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月11日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、3歳戦の若駒特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るパシフィックルビーを半馬身差し切って2勝目を手に入れた。

3月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のクロッカス特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた10戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’02雲取賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

10月5日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の雄国沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた13戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の水郷特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の南総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

4歳（2003年）

4月26日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

6月1日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の秋川特別（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月6日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

10月12日、中9週で迎えた21戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

12月7日、中4週で迎えた23戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のコウエイプライムを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

12月21日、中1週で迎えた24戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

12月27日、連闘で迎えた25戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の水郷特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。

5歳（2004年）

2月1日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

5月8日、約3か月の休み明けで迎えた27戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月5日、中3週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた30戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月30日、中4週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は鈴木慶太騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

6歳（2005年）

1月22日、中6週で迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は大江原隆騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大江原隆騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

3月20日、中4週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で大江原隆騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた38戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で大江原隆騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた39戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で大江原隆騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月31日、約3か月半の休み明けで迎えた40戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大江原隆騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた41戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大江原隆騎手（7戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた42戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で大江原隆騎手（8戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月29日、中4週で迎えた43戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

11月13日、中1週で迎えた44戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

12月18日、中4週で迎えた45戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったディバイドバイゼロから2馬身差の2着に敗北した。

7歳（2006年）

1月14日、中3週で迎えた46戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月25日、中5週で迎えた47戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルホライズンに1馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

3月25日、中3週で迎えた48戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた49戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月20日、中5週で迎えた50戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた51戦目は、4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（4戦1勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。