ノーヴァーチャル（2002年生、母ノーテリング）

ノーヴァーチャル（2002年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「仮想ではない事。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時7歳）と交配したノーテリングが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,575万円（7.88万×200口）で一口馬主が募集された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

10月17日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミステリーゲストをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2005年）

5月7日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

5月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下の牡丹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したコウエイマーブルに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月27日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤哲三騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

4歳（2006年）

11月11日、約11か月半の休養明けで迎えた7戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って16着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた8戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた9戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

5歳（2007年）

1月14日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

3月3日、中6週で迎えた11戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた12戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた13戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたヴァーチュ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

6月3日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

11月11日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。