ミステリーゲスト（2002年生、母ロージーミスト）

ミステリーゲスト（2002年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「他に打ち明けていない招待客」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時15歳）と交配したロージーミストが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地29戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の九十九島特別(500万下)。

経歴

デビュー前

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

7月24日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったショウナンパントルにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中8週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月31日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したノーヴァーチャルにハナ差届かず2着に甘んじた。

12月5日、中4週で迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

12月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシルクストリートを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2005年）

1月16日、中2週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のテイエムカミガカリに3馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月20日、中4週で迎えた7戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

5月22日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

11月26日、約6か月半の休み明けで迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず11着に敗れた。

4歳（2006年）

1月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

5月28日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の鎌倉特別（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた13戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の亀岡特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。

7月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の九十九島特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のマイネルトラヴェルに3馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

8月13日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の由布院特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

9月17日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の新涼特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウシャフトを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月1日、中1週で迎えた17戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の濃尾特別（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

5歳（2007年）

7月15日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた18戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

6歳（2008年）

6月15日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

6月21日、連闘で迎えた20戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の出石特別（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。

7歳（2009年）

1月4日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

2月1日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

2月22日、中2週で迎えた24戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

7月25日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天草特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月16日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の由布院特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

8月29日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

8歳（2010年）

2月6日、約5か月半の休養明けで迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の天白川特別（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

3月13日、中4週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。