シルクストリート（2002年生、母クイーンオブタイム）

シルクストリート（2002年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋通り、街路」。毛色は栗毛。種牡馬のタバスコキャット（当時11歳）と交配したクイーンオブタイムが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は樋渡志尚。戦績は、中央平地24戦4勝2着3回。2005年のヒヤシンスステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,600万円（3.2万×500口）で一口馬主が募集された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月1日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は526kg。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

11月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

12月25日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたミステリーゲスト決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

3歳（2005年）

1月10日、中1週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るステラバスクを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

2月6日、中3週で迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウォーターダッシュを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

2月20日、中1週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

12月24日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に敗れた。

4歳（2006年）

1月7日、中1週で迎えた8戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた10戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吹田特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のヤマノサップをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

10月28日、約6か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、テンシノコンコルドにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

11月19日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

5歳（2007年）

8月12日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の由布院特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

9月15日、中4週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の松戸特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく15着に敗れた。

6歳（2008年）

10月11日、約13か月の休養明けで迎えた17戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

11月9日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の飯坂温泉特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったフサイチカムーンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月13日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の鳴海特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって13着に敗れた。

7歳（2009年）

4月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のアイノレグルスを3/4馬身振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

6月7日、中1週で迎えた22戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着を確保した。

7月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の灘ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦2勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

8月9日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた24戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の宮崎ステークス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。