マイネルシウン（2016年生、母フーガフューグ）

マイネルシウン（2016年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋紫雲（おめでたい雲）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスターリングローズ（当時19歳）と交配したフーガフューグが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は赤石久夫。主な勝ち鞍は2019年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、赤石久夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって410.4万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,100万円（11万×100口）で一口馬主が募集された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月14日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

10月13日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

12月1日、中6週で迎えた3戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では末脚にキレが無く17着に終わった。

3歳（2019年）

2月6日、中9週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の雪割草賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

3月29日、中6週で迎えた5戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルカピターノに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルーリバンドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月17日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったマコトネネキリマルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったキティホークに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のラインリンクスに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月11日、中7週で迎えた10戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー4（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の井上篤史47都道府県騎乗達成祝3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

8月2日、連闘で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエリーグローリーに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月3日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月15日、中5週で迎えた14戦目は、3歳戦のツグミ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた15戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したサンビンガムトンにアタマ差届かず2着に惜敗した。

12月3日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

4歳（2020年）

6月1日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた17戦目は、一般C2八九十（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で千田洋騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

8月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、一般C3一二三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田洋騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月9日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、一般C3二三四（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で千田洋騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したミータイムに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月23日、中5週で迎えた20戦目は、一般C3一二（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で千田洋騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったゴールドメジャーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月1日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で千田洋騎手（6戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

5歳（2021年）

1月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg増やして迎えた22戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で千田洋騎手（7戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

4月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg絞って迎えた23戦目は、松崎正泰騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3四五（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松崎正泰騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松崎正泰騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。