モーデン（2018年生、母マートンパーク）

モーデン（2018年1月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「マートン・パーク地区内の街名。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のモーリス（当時7歳）と交配したマートンパークが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2021年の浦和800ラウンド。

経歴

デビュー前

当歳のとき、下河辺牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

YGGオーナーズクラブにて総額2,800万円（2.8万×1000口）で一口馬主が募集された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

9月21日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

10月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

11月29日、中5週で迎えた3戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

3歳（2021年）

2月6日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は荻野極騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

3月28日、中6週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

9月1日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、レイデルマールに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月24日、中2週で迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカシノライズに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月14日、中2週で迎えた9戦目は、迅雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、平均的なペースで一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のボルドーヴェルチュに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月29日、中6週で迎えた10戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた11戦目は、剛勇賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のノボシュンシュンに2馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4歳（2022年）

1月4日、中2週で迎えた12戦目は、吉祥賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアンナラヴェリテに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月14日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、駿逸賞（川崎ダート900m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月22日、中9週で迎えた14戦目は、オーガストダッシュ（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のドクタースキルに3馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

5歳（2023年）

7月21日、約11か月の休み明けで迎えた15戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、馬い!卵はサンサンエッグ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた16戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

12月3日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6歳（2024年）

2月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

3月17日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

2021年4月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。