ドクタースキル（2018年生、母スマートシャワー）

ドクタースキル（2018年2月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+技術、上手」。毛色は鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時5歳）と交配したスマートシャワーが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は有限会社松田牧場。主な勝ち鞍は2021年の北海道厩務員会特別(一般C13 C21)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、安達洋生から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、松岡悟によって540万円で落札された。

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

1月9日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて最後はジョセイカツヤクと並んで11着同着となった。

2月21日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

5月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた4戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6月27日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたインワンシティング決め手に屈してアタマ差の2着となった。

8月7日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

8月22日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月28日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月14日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、北海道厩務員会特別（門別ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のピュアカガヤキに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月27日、中1週で迎えた10戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、鵡川ししゃも特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、ヴェラートに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2022年）

1月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から23kg減らして迎えた11戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のガーネットスプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

2月16日、中4週で迎えた12戦目は、早春スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

3月24日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦の馬い!男は善一ブラック記念（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた14戦目は、春満開スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村健司騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた15戦目は、カーネーションスプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡村健司騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

6月24日、中6週で迎えた16戦目は、サマーダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡村健司騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた17戦目は、疾風賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡村健司騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた18戦目は、夏の陣ダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡村健司騎手（7戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた19戦目は、オーガストダッシュ（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡村健司騎手（8戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったモーデンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月15日、中2週で迎えた20戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、山紫水明賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた21戦目は、アクルクスダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は岡村健司騎手（9戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた22戦目は、オクトーバーダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（10戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

11月30日、中4週で迎えた23戦目は、トパーズダッシュ（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（11戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた24戦目は、シンビジウムスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村健司騎手（12戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

5歳（2023年）

1月17日、中3週で迎えた25戦目は、ジャニュアリーダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡村健司騎手（13戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた26戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、一般C1（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

3月15日、中4週で迎えた27戦目は、濱田達也騎手を鞍上に迎えて、カモミールダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月10日、中3週で迎えた28戦目は、ジルコンダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で濱田達也騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた29戦目は、五月雨ダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で濱田達也騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

6月21日、中6週で迎えた30戦目は、カッコウスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で濱田達也騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

9月25日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた31戦目は、一般C1五六（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で濱田達也騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた32戦目は、寄居特産!風布・小林みかん賞（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は岡村健司騎手（14戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

10月24日、連闘で迎えた33戦目は、今年で10周年!ずっとのしばっこくん（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（15戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月28日、中4週で迎えた34戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、アイオライトダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。