インワンシティング（2018年生、母パーソナルダイアリー）

インワンシティング（2018年3月27日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「一気に、一遍に。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時16歳）と交配したパーソナルダイアリーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額7,400万円（185万×40口）で一口馬主が募集された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

11月1日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

11月28日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

3歳（2021年）

1月31日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のドクタースキルをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月29日、中8週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

10月31日、中8週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

4歳（2022年）

1月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

8月14日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい17着に終わった。

10月9日、中7週で迎えた12戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた13戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

5歳（2023年）

1月9日、中9週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山琉人騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

4月9日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

7月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は小沢大仁騎手（2戦1勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

7月9日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

2023年7月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8月19日、中5週で迎えた18戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプラタルスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

9月10日、中2週で迎えた19戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、ダリア特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた20戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、登さんお疲れ様特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた21戦目は、マツムシソウ特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったグレイソニックに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた22戦目は、みっちゃんガンバ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

6歳（2024年）

3月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた25戦目は、がんばろう北陸第2回恋馬タカラコウウン杯（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったディスモーメントに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月21日、中1週で迎えた27戦目は、デビュー3周年記念点染テンセイ少女。杯（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で栗原大河騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオールズフェアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月28日、連闘で迎えた28戦目は、らら皆に愛され立派に大きくなりました記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で栗原大河騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。