ディスモーメント（2016年生、母カホマックス）

ディスモーメント（2016年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「この瞬間を生きて欲しいとの願い」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時14歳）と交配したカホマックスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

12月28日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

3歳（2019年）

1月14日、中1週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

4月28日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のアテンポラルに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月18日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下のメルボルントロフィー（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの生田特別（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

10月14日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた7戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの松浜特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

4歳（2020年）

3月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

5月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝2200m 雨/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

7月5日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

12月26日、約6か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5歳（2021年）

1月17日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のタイキスウォードを半馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

2月7日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、最後はオレノマニラと並んで5着同着となった。

4月10日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、5着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉原誠人騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの清里特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したフジノタカネを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月10日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの河口湖特別（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた22戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの舞浜特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキミワテルをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。

6歳（2022年）

2月27日、中9週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

6月5日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、3歳以上3勝クラスの麦秋ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

7月29日、中7週で迎えた25戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、サマービーチ賞（大井ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したウィンウッドを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7歳（2023年）

1月27日、約6か月の休養明けで迎えた26戦目は、睦月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

3月6日、中4週で迎えた27戦目は、スプリングタイム賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた28戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、スノードロップ賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず13着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた29戦目は、オメガ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

9月29日、約5か月半の休養明けで迎えた30戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、サファイアスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた31戦目は、柿生スプリント（川崎ダート900m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月26日、中1週で迎えた32戦目は、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

11月30日、中4週で迎えた33戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で山中悠希騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた34戦目は、カトレアスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山中悠希騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

12月27日、連闘で迎えた35戦目は、KRAトロフィー（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山中悠希騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

8歳（2024年）

1月5日、連闘で迎えた36戦目は、活火激発賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山中悠希騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4月9日、約3か月の休養明けで迎えた37戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のインワンシティングに3馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

4月30日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた38戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。