フジノタカネ（2016年生、母クルージンミジー）

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、星野壽市によって3,996万円で落札された。

2歳（2018年）

10月21日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコマノゼニトをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

12月15日、中4週で迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の寒椿賞（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3歳（2019年）

2月17日、中8週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

3月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に敗れた。

10月14日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

10月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2020年）

2月1日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したダウンタウンプリマに半馬身届かず2着に敗北した。

4月5日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるダンシングプリンスを差し切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

6月14日、中9週で迎えた12戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続でD.レーン騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月19日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

9月13日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたインウィクトス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のコウユークロガヨカに1馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

11月23日、中6週で迎えた17戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの東村山特別（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

12月26日、中4週で迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したワイドカントを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

5歳（2021年）

1月16日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラスの頌春賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では賦性の勝負根性でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

2月7日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

5月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露したが、5着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスの日吉特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したダンケシェーンを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

6月12日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラスの三浦特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスの清里特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鬼脚を爆発させて、最後は2着のディスモーメントに1馬身半の差をつけて制した。

6歳（2022年）

8月20日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上3勝クラスの上越ステークス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で石川裕紀人騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上3勝クラスの初風ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川裕紀人騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

10月16日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上3勝クラスのテレビ静岡賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石川裕紀人騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では電光石火の末脚を発揮したが、5着に終わった。

12月10日、中7週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で石川裕紀人騎手（9戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

2023年1月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。