コウユークロガヨカ（2016年生、母アイティアビー）

コウユークロガヨカ（2016年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+黒い馬体がいい(鹿児島弁)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時21歳）と交配したアイティアビーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は岩見牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上2勝クラス。

経歴

デビュー前

竹内正洋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

1月5日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたロードシュタルク決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月23日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったスマートマルシェに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中2週で迎えた4戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったグラスボイジャーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月11日、中7週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のジョガールボニートに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月8日、中3週で迎えた6戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

10月15日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた9戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

4歳（2020年）

1月13日、中7週で迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

3月14日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

8月2日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

9月19日、中6週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコウソクスピードに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月4日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったフジノタカネにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月18日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で野中悠太郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、デルマクリスタルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月6日、中6週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、エイシンバッカスにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月19日、中1週で迎えた19戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のエスケーアタランタに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

5歳（2021年）

1月5日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のアーマーバローズに1馬身1/4の差をつけて3勝目を奪取した。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの春風ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた22戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの陽春ステークス（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのBSイレブン賞（東京ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は野中悠太郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

9月30日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、オパールスプリント（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた25戦目は、マナースプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

6歳（2022年）

2月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、ヤドリギスプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

3月25日、中5週で迎えた27戦目は、雪柳スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた28戦目は、ハルシャギクスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

5月19日、中4週で迎えた29戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、スパーキングスプリントチャレンジ（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

10月14日、約5か月の休み明けで迎えた30戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、英姿颯爽賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた31戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、疾風怒濤賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた32戦目は、川崎競輪の絶対エース!郡司浩平記念（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

7歳（2023年）

1月6日、中3週で迎えた33戦目は、活火激発賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた34戦目は、しずおか早春特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は新原周馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた35戦目は、2002年キングセイバー号記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。