エスケーアタランタ（2016年生、母ハナムケ）

エスケーアタランタ（2016年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ギリシャ神話の足の速い美女」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時14歳）と交配したハナムケが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道茅部郡森町、生産者は笹川大晃牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

5月9日、デビュー戦は山本咲希到騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は452kg。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のイケノオテンチャンに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月11日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本咲希到騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のイケノオテンチャンをクビ差振り切って2勝目をゲットした。

8月28日、中4週で迎えた7戦目は、2歳オープンのペリドット特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山本咲希到騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

10月2日、中4週で迎えた8戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で山本咲希到騎手（7戦2勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

10月28日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

12月9日、中5週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

3歳（2019年）

1月13日、中4週で迎えた11戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた12戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた13戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

8月31日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹之下智昭騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹之下智昭騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

12月7日、中8週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹之下智昭騎手（5戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で竹之下智昭騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4歳（2020年）

1月19日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で竹之下智昭騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったグランセノーテにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

2月2日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で竹之下智昭騎手（8戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

10月17日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で竹之下智昭騎手（9戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

10月31日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で竹之下智昭騎手（10戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

11月29日、中3週で迎えた23戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着を確保した。

12月5日、連闘で迎えた24戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したジェットマックスにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月19日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したコウユークロガヨカを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5歳（2021年）

5月1日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のフィロスをアタマ差振り切って休養明けの一戦をモノにした。

5月23日、中2週で迎えた27戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの火打山特別（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

10月10日、約4か月半の休養明けで迎えた28戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた29戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

12月5日、中3週で迎えた31戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鳴海特別（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

6歳（2022年）

4月9日、約4か月の休み明けで迎えた32戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

6月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた33戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのリボン賞（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

7月24日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた34戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの米沢特別（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタヤスゴールドを半馬身振り切って4勝目をマークした。

8月20日、中3週で迎えた35戦目は、3歳以上3勝クラスの上越ステークス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

12月10日、約3か月半の休養明けで迎えた36戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

7歳（2023年）

1月7日、中3週で迎えた37戦目は、4歳以上3勝クラスの初春ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

2023年1月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。