タイキスウォード（2017年生、母アンプリペアード）

タイキスウォード（2017年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+刀。父譲りの切れ味に期待して」。毛色は栗毛。種牡馬のダノンシャンティ（当時10歳）と交配したアンプリペアードが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は木村秀則。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木村秀則から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、木村秀則から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ビクトリーホースランチによって216万円で落札された。

大樹レーシングクラブにて総額800万円（2万×400口）で一口馬主が募集された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

7月20日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したグライユルに3/4馬身届かず2着となった。

8月11日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、4着に入った。

11月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるように疾駆したが、セイウンパワフルにクビ差交わされて2着に惜敗した。

12月15日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢一樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたシングンバズーカ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3歳（2020年）

1月12日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢一樹騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた7戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月29日、中3週で迎えた8戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

5月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のツクバマサカドに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月30日、中1週で迎えた10戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（7戦1勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

9月27日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく11着に敗れた。

10月24日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラスの十日町特別（新潟芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小林脩斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4歳（2021年）

1月17日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林脩斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたディスモーメント決め手に屈して半馬身差の2着となった。

2月6日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林脩斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月6日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小林脩斗騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた18戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5月22日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では弾けるような伸びで驀進したが、伸びてきたヴィンクーロ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月12日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

8月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続でM.デムーロ騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のジャングルキングを半馬身振り切って制した。

10月9日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続でM.デムーロ騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したレガトゥスを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月21日、中5週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続でM.デムーロ騎手（6戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた25戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

5歳（2022年）

2月5日、中7週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスのテレビ山梨杯（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月16日、中9週で迎えた27戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの千種川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るリヴェールを上がり1位の末脚でハナ差だけ差し切って勝利をモノにする

4月23日、連闘で迎えた28戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

6月25日、中8週で迎えた29戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの水無月ステークス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

10月8日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの戎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦1勝）。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた31戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの道頓堀ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた32戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの妙見山ステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、3歳以上3勝クラスの2022フェアウェルステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はM.デムーロ騎手（8戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6歳（2023年）

2月26日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

4月30日、中8週で迎えた35戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの東大路ステークス（京都ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

6月25日、中7週で迎えた36戦目は、3歳以上3勝クラスの花のみちステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（9戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

10月29日、約4か月の休み明けで迎えた37戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの秋嶺ステークス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた38戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（10戦1勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

2024年1月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額800万円（2万×400口）で一口馬主が募集された。

西園翔太厩舎（栗東）へ入厩。

1月13日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、4歳以上3勝クラスの初春ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての13番ゲートからスタート。競走除外となった。