シングンバズーカ（2017年生、母クーファゲルニカ）

シングンバズーカ（2017年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+対戦車ロケット砲」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシングンオペラ（当時19歳）と交配したクーファゲルニカが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は広富牧場。主な勝ち鞍は2019年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

9月8日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したシャインガーネットにアタマ差届かず2着となった。

9月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、4着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したチュウワジョーダンにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月15日、中3週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタイキスウォードをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2020年）

2月16日、中8週で迎えた6戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

5月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラスの早苗賞（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

10月25日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた10戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

4歳（2021年）

4月17日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に敗れた。

7月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は武士沢友治騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず12着に終わった。

10月10日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

10月16日、連闘で迎えた14戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

10月24日、連闘で迎えた15戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

12月11日、中6週で迎えた16戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

5歳（2022年）

1月29日、中6週で迎えた17戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

3月21日、中6週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた19戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラスの浄土平特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた21戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

10月18日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、DASH和歌山開設記念特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた23戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた24戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

12月14日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

12月29日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた26戦目は、オッズパークウインターカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松木大地騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

6歳（2023年）

1月18日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた27戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（姫路ダート800m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた28戦目は、食べようひょうごの畜産物賞（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は大山龍太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

2月23日、連闘で迎えた29戦目は、菜の花賞（姫路ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山龍太郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上B1 B2（姫路ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は永井孝典騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた31戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブレイクポイントに7馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月7日、中1週で迎えた32戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヤマカツオードリーを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

5月23日、中1週で迎えた33戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた34戦目は、中嶋茂さんお誕生日記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリブラソナチネを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月25日、中2週で迎えた35戦目は、坂下☆菊地結婚記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた36戦目は、奥能登地震被災地復興支援杯7（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（3戦2勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

7月24日、中1週で迎えた37戦目は、ゆうやとまほハッピー記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松戸政也騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた38戦目は、一般C1四（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松戸政也騎手（5戦2勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた39戦目は、石川県畜産協会長賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松戸政也騎手（6戦2勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

12月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた40戦目は、塚本弘隆騎手を鞍上に迎えて、特別編成（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したマジカルガールを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

12月18日、中1週で迎えた41戦目は、一般C1四（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

12月27日、連闘で迎えた42戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は塚本弘隆騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったプレミアマインに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7歳（2024年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた43戦目は、北陸新幹線県内全線開業あと4日特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3月25日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた44戦目は、がんばろう北陸第2回恋馬タカラコウウン杯（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた45戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（9戦2勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。