ワンダースニュマン（2013年生、母レゾリューション）

ワンダースニュマン（2013年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋微笑み（インドネシア語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時13歳）と交配したレゾリューションが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。主な勝ち鞍は2016年のカシオペア座特選(C2-2)。

経歴

デビュー前

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

11月14日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

12月20日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

3歳（2016年）

7月2日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた3戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では閃光の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた5戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

10月15日、中6週で迎えた7戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアウラグリーンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウエスタンジュリアに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月13日、中1週で迎えた9戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた10戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、カシオペア座特選（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパルファンデュロワを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

4歳（2017年）

4月1日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

6月4日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

9月18日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月7日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、5着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で森裕太朗騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

12月10日、中4週で迎えた16戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

5歳（2018年）

6月9日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

7月28日、中6週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

10月2日、中8週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

6歳（2019年）

1月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は森裕太朗騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

2月23日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。