カルストントップ（1986年生、母カルストンオリオン）

カルストントップ（1986年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスイフトスワロー（当時9歳）と交配したカルストンオリオンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は築紫功一。戦績は、中央平地11戦1勝2着2回、地方7戦2勝。主な勝ち鞍は1988年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

10月8日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

10月15日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい10着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウメノファイヤーを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月4日、連闘で迎えた6戦目は、C.マッキャロン騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた7戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下（阪神ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したヤンゲストシチーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

3歳（1989年）

1月22日、中4週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の寒梅賞（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた9戦目は、4歳400万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したエイシンウイザードに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4歳（1990年）

4月21日、約14か月半の休養明けで迎えた10戦目は、久保敏文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

5月12日、中2週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた11戦目は、出口敏幸騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

7月9日、中7週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた12戦目は、大内正一騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた13戦目は、潮騒特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大内正一騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月10日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、今村賢治騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月21日、中5週で迎えた15戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のインタージャガーに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

11月6日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大内正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2-1（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月28日、中5週で迎えた18戦目は、一般C4-3（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のチヨウカイツバメをアタマ差制して1着ゴールを果たした。