タマモファンタジー（1988年生、母ミスマルシゲ）

タマモファンタジー（1988年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパーフライト（当時7歳）と交配したミスマルシゲが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

吉永忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

12月2日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

3歳（1991年）

5月26日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

6月15日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のセンリスワローに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月14日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた5戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジンパワーに7馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

4歳（1992年）

2月1日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は宝来城多郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5歳（1993年）

4月24日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のウォーターラインをハナ差振り切って休み明け初戦を物にした。

5月9日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は宝来城多郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた15戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、グレートリーフに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月11日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ツジスーパースターに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月12日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた18戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

10月9日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

11月13日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は飯田祐史騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

11月21日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。