コスモミレネール（2009年生、母マイネピュール）

コスモミレネール（2009年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋千年記（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時11歳）と交配したマイネピュールが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地41戦2勝2着8回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

9月11日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は426kg。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月2日、中2週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

12月24日、中4週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3歳（2012年）

1月14日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

5月20日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、メイショウコロンボにクビ差交わされて2着に惜敗した。

6月16日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、シャドウライフに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ミライヘノカゼにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月5日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（7戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（8戦0勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、ナスノシベリウスに3/4馬身交わされて2着となった。

9月16日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（9戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のコウヨウアレスに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2013年）

2月17日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

5月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

6月15日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の日野特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（10戦1勝）。15頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（11戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた18戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったヤヤラーラに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月18日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の月岡温泉特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったトーセンターキーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

9月14日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の古作特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（12戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のジーニマジックをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

11月10日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（13戦2勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（14戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

5歳（2014年）

1月5日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、オメガキングティーにハナ差交わされて2着となった。

1月25日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（15戦2勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

3月21日、中7週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の汐留特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（16戦2勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着に入った。

4月13日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（17戦2勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

9月28日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の寺泊特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（18戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

12月21日、中7週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（6戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、サンマルホウセキにクビ差交わされて2着となった。

6歳（2015年）

1月4日、中1週で迎えた31戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着に入った。

1月25日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（19戦2勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

3月8日、中5週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（20戦2勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

4月12日、中4週で迎えた34戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた36戦目は、4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた38戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八ヶ岳特別（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

10月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた39戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた40戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のドンカスターカップ（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた41戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（21戦2勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。