ラブリーインチーフ（1997年生、母ダイカツジョンヌ）

ラブリーインチーフ（1997年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時7歳）と交配したダイカツジョンヌが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道茅部郡砂原町、生産者は石嶋仁。戦績は、中央平地34戦1勝2着2回、地方11戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

田村駿仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

6月4日、デビュー戦は菊池憲太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は466kg。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊池憲太騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

7月9日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で菊池憲太騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた4戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

9月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

9月17日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月14日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

4歳（2001年）

10月6日、約11か月の休み明けで迎えた11戦目は、高橋和宏騎手を鞍上に迎えて、一般C5リ（足利ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったモダンガールモガから5馬身差の2着に敗北した。

5歳（2002年）

1月7日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、小野三夫騎手を鞍上に迎えて、一般C5ホ（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイフォルテから半馬身差の2着に敗北した。

1月20日、中1週で迎えた13戦目は、一般C5ニ（足利ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野三夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた14戦目は、一般C5ロ（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野三夫騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったキョウリツブライトから3/4馬身差の2着に敗北した。

2月27日、中0週で迎えた15戦目は、一般C5（足利ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野三夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月4日、中4週で迎えた16戦目は、一般C5（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野三夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったスピードジョージからクビ差の2着に惜敗した。

4月21日、中1週で迎えた17戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小野三夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のクランツゲニーに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月2日、中1週で迎えた18戦目は、一般C4（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小野三夫騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のクランツゲニーに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月17日、中1週で迎えた19戦目は、雷神賞（足利ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小野三夫騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のジュディトウショウをクビ差制して勝利を手中に収めた。

7月7日、中6週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた21戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

10月6日、中5週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の高湯特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったサンライズエースに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6歳（2003年）

6月15日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた25戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で嘉藤貴行騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

7月19日、中4週で迎えた26戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

8月10日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

8月16日、連闘で迎えた28戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

9月14日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

9月20日、連闘で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（7戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた31戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったフラッパーシチーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月8日、中1週で迎えた33戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

11月16日、連闘で迎えた34戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

12月28日、中5週で迎えた35戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

7歳（2004年）

1月27日、中3週で迎えた36戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、マルチビクトリー特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月14日、中6週で迎えた37戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

10月12日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた38戦目は、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は田中剛騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

10月30日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた39戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサファイアリングを鮮やかな末脚で半馬身差し切って久々に勝ち星を挙げた。

11月14日、中1週で迎えた40戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（8戦0勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

8歳（2005年）

2月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた41戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって11着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた42戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は田中剛騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

4月3日、中3週で迎えた43戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた44戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（7戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

6月5日、中6週で迎えた45戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（8戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。