グラスハーブ（2004年生、母ケイシュウハーブ）

グラスハーブ（2004年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋母名の一部」。毛色は芦毛。種牡馬のグラスワンダー（当時9歳）と交配したケイシュウハーブが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害5戦0勝、地方7戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の一般C2四アイ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田スタッドから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

3月17日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

6月30日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月2日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

12月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のリズムメロディに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2008年）

1月7日、中4週で迎えた7戦目は、4歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメイプルスペシャルに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月7日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2六アイ（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエステルハージに2馬身半の差をつけて制した。

3月4日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のクロスナビゲーターに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月1日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったベルモントプラズマにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月20日、中6週で迎えた11戦目は、扇島特別（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、オウシュウコトブキに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

12月28日、中5週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

5歳（2009年）

1月24日、中3週で迎えた14戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

3月28日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

5月24日、中7週で迎えた16戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

7月5日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上500万下の南相馬特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

8月8日、中4週で迎えた18戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月3日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月7日、中4週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で山本康志騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。