プリモカリーナ（2019年生、母ベットーレ）

プリモカリーナ（2019年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「一番かわいい(伊)。母馬の生産国のイタリア語で」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノアラジン（当時8歳）と交配したベットーレが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、サラブレッドクラブライオンによって5,184万円で落札された。

サラブレッドクラブライオンにて総額6,400万円（6.4万×1000口）で一口馬主が募集された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

3月21日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

6月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では超凡な末脚を披露したが、5着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

7月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウソラフネをハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

10月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの十日町特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月19日、中4週で迎えた6戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2023年）

1月28日、中9週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は北村友一騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3月26日、中7週で迎えた8戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 小雨/不良）に出走。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

4月16日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラスの医王寺特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったアドヴァイスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月17日、中8週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したジューンオレンジにクビ差届かず2着に惜敗した。

10月14日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラスの十日町特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（5戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたエールレヴリー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中3週で迎えた12戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のフォレクラフトに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

11月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

5歳（2024年）

2月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの唐戸特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた15戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの山陽特別（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したサウンドブライアンを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月27日、中5週で迎えた16戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの御池特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のテラステラを3/4馬身振り切って3勝目を獲得した。

5月26日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したサトノペルセウスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中8週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦したが、5着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた19戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの豊明ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

11月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、T.マーカンド騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい14着に敗れた。