ナムラシベラ（2018年生、母パンカティリオ）

ナムラシベラ（2018年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+南アフリカにいた雌のチーターの名」。毛色は鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時7歳）と交配したパンカティリオが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はいとう牧場。主な勝ち鞍は2022年の4歳以上C3。

経歴

デビュー前

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

4月24日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、5着に終わった。

8月15日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月4日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

10月10日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた6戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、秋晴賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた7戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

12月22日、中4週で迎えた9戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、シンビジウム賞（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

4歳（2022年）

4月5日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート820m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた11戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のソルトに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月12日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上C3一（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上C3（園田ダート820m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、エイシンビーミングにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月23日、中1週で迎えた14戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート820m 曇/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のチョウコイコイに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5歳（2023年）

1月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上C3（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は竹村達也騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したノルトクリーガーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

2月21日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（姫路ダート800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したヴィタフェリーチェにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月16日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（姫路ダート800m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトモノファンタジーを上がり2位の末脚で半馬身差し切ってファンの期待に応えた。

6月29日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、濱尚美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート820m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボーイッシュガールに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月21日、中2週で迎えた19戦目は、グラジオラス賞（園田ダート820m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で濱尚美騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

9月23日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

12月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水沼元輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

2021年9月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。