ハイエストポイント（2018年生、母シェルエメール）

ハイエストポイント（2018年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最高点」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時19歳）と交配したシェルエメールが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ノースヒルズ。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

6月14日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月12日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

11月23日、中9週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた4戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

3歳（2021年）

1月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、タイキフォースに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

2月7日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエコロカナワンに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月29日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

6月26日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

10月24日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松山弘平騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったアルーブルトにねじ伏せられて7馬身差の2着に敗北した。

11月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松山弘平騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で松山弘平騎手（9戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4歳（2022年）

2月13日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったシゲルバクハツにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

3月13日、中3週で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月24日、中5週で迎えた15戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったカラレーションにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

7月23日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、勝ったタガノエスコートにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

8月20日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したジャズブルースを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で今村聖奈騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のケイアイメビウスに5馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

11月13日、中9週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの福島放送賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスのアプローズ賞（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

5歳（2023年）

1月21日、中7週で迎えた21戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの小倉城特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた22戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの和布刈特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月9日、中7週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラスの喜多方特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したテーオードレフォンにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月22日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの尾瀬特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したヴィブラフォンを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月18日、中7週で迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスの檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアスクビックスターをクビ差振り切って制した。

8月12日、中7週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

11月11日、約3か月の休養明けで迎えた27戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの奥羽ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

6歳（2024年）

1月21日、中9週で迎えた28戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの豊前ステークス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。