エルフィンフェザー（1995年生、母ダイナカール）

エルフィンフェザー（1995年6月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時9歳）と交配したダイナカールが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地10戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の5歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにてで一口馬主が募集された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

7月19日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は442kg。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るクリールエリートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月27日、中6週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったスギノグランプリにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1999年）

3月14日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメジロオルバースを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて休養明け初戦を物にした。

4月25日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

6月12日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタカミツローズに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手にした。

7月25日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の弥彦特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の月岡特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初風特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（7戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

12月12日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。