ニューシティ（2001年生、母タマノコウバイ）

ニューシティ（2001年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のザグレブ（当時8歳）と交配したタマノコウバイが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中裕之。戦績は、中央平地7戦0勝、地方10戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年のフェルカド特別(C2-1)。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

3月14日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

4月3日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた4戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のロベリア賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルユリーカにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

6月27日、中2週で迎えた6戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月10日、中1週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のフェルカド特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のリボハーンをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

9月4日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

4歳（2005年）

12月21日、約16か月の休養明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた10戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジョーファイナルに3馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

5歳（2006年）

1月17日、中3週で迎えた11戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオースミファイトを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

1月26日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカネマサバレリーナに3馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

2月23日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マックスオネスティに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3月21日、中3週で迎えた14戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B3二（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホシエコーに5馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

5月10日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバンブーフリットに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、時のふるさと明石特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したバンブーフリットを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。