マックスオネスティ（2001年生、母ゴールドアンサー）

マックスオネスティ（2001年5月1日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋正直」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時14歳）と交配したゴールドアンサーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）天羽牧場。戦績は、中央平地15戦0勝、地方17戦10勝2着5回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

角田末男厩舎（園田）へ入厩。

3歳（2004年）

11月9日、デビュー戦は高馬元紘騎手を鞍上に据えて、3歳以上C1-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は465kg。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タニノエクセレントに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

11月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高馬元紘騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴールドマンボに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月28日、中4週で迎えた3戦目は、3歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高馬元紘騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタマモミレニアに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4歳（2005年）

1月20日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高馬元紘騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミカワボタンに約11馬身の大差をつけて勝利を手中に収めた。

2月3日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上C9-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高馬元紘騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のルージュワイエに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月2日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上C9-2（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で高馬元紘騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワイラブエバーに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月18日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で高馬元紘騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハギノプロフィットに4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

11月22日、中4週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた8戦目は、がんばれ園田・姫路・JTC特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高馬元紘騎手（7戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマキハタディアに3馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

12月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高馬元紘騎手（8戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアグネスミステリーにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

12月30日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で高馬元紘騎手（9戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハナウマベイを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って制した。

5歳（2006年）

2月23日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で高馬元紘騎手（10戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るニューシティを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月23日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

5月27日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

7歳（2008年）

3月22日、約22か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、5着に入り込んだ。

4月12日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

5月3日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

5月24日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

7月5日、中5週で迎えた18戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

8歳（2009年）

2月7日、約7か月の休み明けで迎えた19戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた20戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/重）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

3月1日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

4月28日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

7月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

9月26日、中9週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着を確保した。

10月24日、中3週で迎えた25戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、最後はガオウと並んで4着同着となった。

11月8日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月21日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

9歳（2010年）

1月12日、中6週で迎えた28戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1600m 小雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったマッキーサマンサに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、加賀友禅特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエムザックライアンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4月20日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた30戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったナムラエリスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた31戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般B1三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた32戦目は、能登赤崎いちご特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメジャーワールドに4馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。