シュライエン（2018年生、母ソベラニア）

シュライエン（2018年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「叫ぶ(独)。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時10歳）と交配したソベラニアが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

1月31日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は432kg。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入った。

3月28日、中3週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたコスモアディラート決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

4月24日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

6月13日、中6週で迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシャイニングフジにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のラヴィズポイズンに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、伸びてきたヒメノカリス決め手に屈してアタマ差の2着となった。

10月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

11月20日、中6週で迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

12月26日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着を確保した。

4歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

5月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西村淳也騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったエコロデイジーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月4日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ルピナスリードに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

7月2日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラスの秋吉台特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

10月2日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

5歳（2023年）

5月7日、約7か月の休養明けで迎えた16戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。

7月16日、中9週で迎えた17戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく12着に敗れた。

8月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

10月21日、中9週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた20戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

6歳（2024年）

1月20日、中8週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3月3日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったディオアステリアに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2024年3月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。